東京大学の前期教養課程ってどうなんだろう?
東京大学には前期教養課程という制度があります。
法学部や医学部みたいな専門課程には3年生から所属することになるのですが、
進学振り分け制度というものがあって、2年生のタイミングで成績ごとに学部を選ぶことができます。
高校卒業して、いきなり学部選択するなんて無理だわー
大学でいろいろと見て、それで選ぶって素敵やん。そう述べる人はそれなりにいます。
でも、それって高校までに学部選択に関する情報を得られないことに課題があるわけだと思うのです。
キャリア教育に取り組んでいる人たちは、そこに課題意識をそれなりに持っているような気がするのだけど、
高大接続にそもそも問題があると思うのです。
前期教養課程も不思議。
学びって自己との対話だと思っていて、芯がないと学ぶこともできない気がするんですよ。
だから柱ができていないときに、前期教養課程もってきたって面白くない。
実際、授業受けてみて、すごく薄っぺらいってこと少なくなかった気がします。
やる気がそがれるというか……笑
やっぱ高校の授業をもっと刺激的にするのが肝心だと思うんです。
「受験」という目先の成果を出すことで、凝り固まった価値観の教員からも信頼を勝ち取りつつ、学際的な啓蒙もするっていう組織が出てこないかなって思うんだけど。(笑)
※成果主義うんぬんは2000年あたりの話なので、古株だから凝り固まっているというわけではない
ただ、僕として思うのは、
「役立つから学ぶ」って違うんじゃないかなってこと。
いまどき、何が役立つかもわからないし、対象によって様態が変わってくるんだから、
「学んだことを役立たせる」っていう意識必要だと思うんだけど、
「学んだことが、知らずのうちに役立っている」って経験を話して、だから学ぶって大事だよねとか言っちゃって、
なんかアホらしいなと。